
英語学習どうやって進めたらいいの?言語のプロから体験談を聞いてみた。
「長年英会話を勉強しているけれど一向に話せるようにならない」「TOEICスコアが思うように伸びないうえ、学習方法もわからず苦戦している」など、英語学習にまつわる悩みは尽きません。一方で小学校の英語必修化など教育における英語の比重が高まり、グローバル化の中で英語人材を必要とする企業もますます多くなっています。
そこで今回は語学のプロフェッショナルであるGARU先生に、英語学習について色々質問させて頂きました。GARU先生はお住いの愛知県で活動をされるかたわら、近年はオンラインでもレッスンをされています。
以前よりツナグゼミにレッスンを掲載されており、英語はもちろん国語の読解や日本語教育など、幅広く言葉を扱っていらっしゃいます。

ーーはじめに、英語学習を始めたきっかけを教えてください。
GARU先生 英語に触れる最初のきっかけは、父親の車にあったABBAと arabesqueのカセットテープでした。
きちんと勉強する、と言う意味で英語と向き合ったのは、ドイツから帰国した後です。「なんて便利な言葉なんだ」と。大概の国で通じる上に、文法も楽と気付きました。
ーーなるほど、お父さまの影響があったのですね。小さい頃はテレビ番組や音楽などのメディアから自然と英語に触れたという方も多くいらっしゃいますよね。つづけて英語学習に関して、挫折された経験はありますか?
GARU先生 英語学習はむしろ挫折の連続です。
「聞き取れない、伝わらない、勘違いする、スピードについていけない、慌てて変な文法で話してしまう」etc…
ーーそれらの挫折をどのように乗り越えたのでしょうか?
GARU先生 英語で話す友達を作るようにしています。日本語について説明したり、相手の国の言葉や文化を教えてもらったり。あちらはあちらの国の料理、こちらはお好み焼きや卵焼きを作る動画を撮って、YouTubeの限定公開で送りあっこしたこともあります。
ーー英語を学習して良かったことはありますか?
GARU先生 友達が世界中にできて、今は旅行できなくてもオンラインで集まれることです。
北欧の言葉を知らなくても友達になれます。プレゼント交換もしてますよ!フィンランドには歯ブラシが真っ青に染まる歯磨き粉があるんですよ!口の中、真っ青なんです(笑)
ーー最後に、これから英語を学習する皆様にメッセージをお願いします!
GARU先生 メッセージですか🤔
いつも生徒に言っていることになっちゃいますが、、、
英語は言葉です。日本語で話せないことを英語で話せるなんてミラクルはほとんど起きません。
日本語、日本の文化、あなたの好きなこと嫌いなことをまずしっかり学んで、日本語で話せるようになって下さい。
もし学生であれば、学校で習ったことを覚えましょう。テストのためには仕方ありません。
もし英会話教室に通っているのに伸びないと悩んでいるなら、自分の母語と発声を磨きましょう。
英会話において、文法の間違い、発音の間違いは全く気に病む必要ありませんよ!ネイティブだって、スペルミスしたり文法解ってなかったりしますから。
プロフィール:GARU先生 愛知県在住。関西大手進学塾専任講師として勤務した後、認知症介護で退職。 その後、東海地方最大手進学予備校非常勤講師、 インターナショナルスクールキンダーコース日本人リーダー、 東海地方最大手進学予備校専任講師等として活躍。 中、高第一種教諭免許(英語、ドイツ語)、日本語、保育士、介事管理秘書、Oxford University Press/ IIEEC 認定児童英語など数多くの資格を保有。